【社員インタビュー】現場監督(土木技術職):牟田さんに仕事の内容や仕事で学んだことを教えてもらいました

増山建設㈱の社員にインタビューを行いました。インタビューを通して増山建設㈱の仕事について、増山建設㈱の仕事のやりがいなどをご紹介していきます。

今回お話を伺ったのは、増山建設株式会社五島支店工事部の現場監督(土木技術職)として働く牟田さんです。2015年に入社し、現場作業員を経て現場監督として活躍されています。仕事の内容やキャリアについて伺いました。

牟田さん(2015年入社) 五島支店工事部 現場監督(土木技術職)

目次

入社のきっかけ

私は現職に従事する以前は小売業の仕事をしていて、20代後半の時に当社の知人による紹介で入社し、工事部の配属になりました。

未経験の職種であった為不安はありましたが、建設業の仕事についての話を伺っているうちに興味が沸き、『ものづくり』の仕事に携わってみたいと思うようになりました。

入社したての際は、パソコンを使っての書類作成や図面の編集作業もあれば、現場に出ての測量作業や体を動かす作業もあり、覚える事が多く大変だと感じましたが、上司や先輩方に仕事を教えてもらい経験を重ねる事で、少しずつ成長している事を実感しています。

また、長いスパンで仕事をしていくと考えた時、前職では未加入であった社会保険等の福利厚生に関しても制度が充実している事に魅力を感じました。

≫≫目次へ戻る

キャリアステップ

私は入社して6年になりますが、入社してすぐ宮城県での仕事があるという事で自分から志願し、東日本大震災により被害を受け損傷した防波堤などの構造物の復旧工事に3年半の期間携わりました。

東北という遠い場所での仕事だったのですが、なかなか経験できることではないと思いチャレンジしました。仕事はもちろんですが、自分の目で地震・津波からの復興の状況を見たり、同じ日本でも文化の違いを感じたりと、非常に貴重な経験をさせていただきました。

東北での仕事が完了後、五島支店に戻り現場管理の補助につき経験を積み、現在は現場監督として従事しています。基本的には五島市内での工事を担当しますが、今後は本社や県外での仕事を受け持つこともあるかと思います。

≫≫目次へ戻る

会社の雰囲気

入社前はこの仕事に就いてどのような働き方をするのか予想ができませんでした。実際に働いてみると、担当する工事によって勤務場所が変わり、現場での作業や現場の事務所や会社でのデスクワークなど、仕事内容の幅に驚きを感じました。

仕事で係わる相手も工事内容や請負体制により異なります。いつも同じメンバーで仕事をする訳ではなく、その日の工事内容によっては従事する協力会社も変わり、初めて一緒に働く方もいるので毎回新鮮な気持ちで仕事に取り組んでいます。

社内の従業員の方とは、工事場所は違っても電話で分からないことを聞いたり、インターネットを利用して情報を共有したり、離れていてもコミュニケーションが取れる状況で仕事をすることができるので、報告・連絡・相談が行いやすいです。たとえ現場が離れていても、このように安心して仕事をすることができます。

≫≫目次へ戻る

仕事内容

消波ブロックの出来形を確認する作業

私は現在、主に担当工事の施工管理の仕事をしています。工事の発注者や各関係者と工事を進めるための段取りや打合せ、安全に作業を行うための方法を考えて実施、できあがるものの品質や出来栄えの管理、資材や機械の手配などを行います。

工事全体で必要な管理項目を1か月・1週間・1日と落とし込み、その日に必要となる管理作業を日々行っていき、工事完成時に各管理項目の基準をクリアしているかを確認し、発注者に引き渡すまでがおおよその流れとなります。

工事中の1日の仕事内容を例にすると、まず作業開始時にその日の人員数や安全の為に気を付けなければならないことを確認します。作業中は工事中の作業状況や使用機械、材料などの写真撮影、必要な書類の作成、現場を巡視して安全に作業が行われているかの確認を行います

≫≫目次へ戻る

自社ならではの仕事のやりがい

まだまだ未熟ですが、現場での経験を積むにつれて仕事の流れやしなければならない事の優先順位が少しずつ理解できてきました。仕事の段取りを組み、やるべき事に優先順位をつけて工事を進めていき、円滑に仕事が進んでいく事にやりがいを感じています。もちろん失敗することは多々ありますが、その度に何がまずかったのか検討し、次同じような事象があればこうしてみよう、ああしてみよう、と最善策を考えていくこともやりがいに感じます。

また、近年建設機械の自動運転やドローンでのGPSを利用した航空測量など、現場作業を円滑に早く進めるための新しい技術にも興味があります。機会があればそのような最新技術にも触れていきたいと思っています。

≫≫目次へ戻る

一番厳しかった状況と、乗り越えた方法

初めて現場代理人として工事を担当した時、工事の中で初めて目にする事に対して、正確に理解できていないにも関わらず、自分なりの解釈で工事を進めてしまい、一度造ったものを取り壊して造り直さなければならないという失敗をしました。

その際、「間違いは誰にでもある」と失敗を責めるのではなく次はどうしたらいいかを上司や関係者の方々にアドバイスしてもらい、無事工事を完了することができました。

この時、自分で考え行動することはもちろん大切ですが、自分でも気づけない間違いや勘違いを確認するためにも、周囲への報告・連絡・相談の大切さについて身をもって体感しました。

≫≫目次へ戻る

嬉しかったこと、成功体験

自動追尾トータルステーションを使用し測量を行う様子

現場作業の中で、測量作業というできあがるものの位置や高さを決める作業があります。これを間違ってしまうと、工事のやり直し等につながるとても大切な作業です。何度も図面を確認し必要な計算を行い、再度確認作業を行い、と時間のかかる作業ですが、自分の想像通りの位置や高さに構造物が出来上がっていく事に達成感を感じます。

高さや距離を測る機械を使用して作業を行うのですが、初めは言われた通りの手順を繰り返し行い、意味を理解していき、だんだんとどこを測ればいいか、何を基準にすればいいか等を自分で考え、効率よく作業を行えるように考えていくようになります。

その測量作業をもとに現場作業を行うのですが、現場作業の手を止めることのないよう事前に準備し、スムーズに工事が進んでいくと嬉しく感じます。

≫≫目次へ戻る

今後の目標、希望のキャリア

今後の目標としては、様々な工事を担当し現場経験を積み、管理能力・コミュニケーション能力・段取り力等を向上させ、現場代理人として信頼できる人材になることを目指しています。経験もさながら、技術力も信頼される条件です。技術力向上のため1級土木施工管理技士という国家資格の取得のために勉強しています。経験と技術を身に着け今まで以上に信頼の置ける人材になり、さらに規模の大きな工事を担当したいと思っています。そして、1つの工事を完成させる為には、地域住民、発注者、施工業者など周囲の方達の協力が必要であり、一人では成し遂げることができません。初心を忘れることなく感謝の気持ちを持って仕事に取り組める人間でありたいとも思っています。

また、管理作業という多くの情報を扱う仕事において、ICTやIoTといった通信技術を利用し、管理作業において紙媒体の資料の削減や作業効率の向上など、管理作業全体の簡素化についても個人的に工夫していこうと考えています。

≫≫目次へ戻る

休日の過ごし方

休日は自宅でゆっくり休養することもありますが、外出して活動する事が多く、同僚や友人とスポーツをして汗を流したり、アウトドアの趣味を楽しんだりしてリフレッシュしています。

現場の状況にもよりますが、当社は週休2日制度を取り入れていますので、休日の予定も立てやすくメリハリをつけて仕事に臨むことができています。

≫≫目次へ戻る

学生へのメッセージ

この仕事での作業内容は、外に出て現場で体を動かしたり重機を運転したり、測量機械を使用して位置を測ったり、屋内でパソコンでの書類作成や図面の作成・編集業務、社内・社外との打ち合わせをしたりと多岐に渡る為、ひとつのスキルを極める事も、オールラウンドに幅広い作業ができることも、どちらにおいても必要不可欠な人材となります。どんな人材になりたいかを自分で決められるおもしろい仕事だなと私は思っています。

デジタル化、IT化が進むこの社会の中で、同様に形を変えようとして動き出しているこの仕事に興味を持ち、携わっていただければと思います。

≫≫目次へ戻る