五島市荒川漁港水産生産基盤整備工事（4工区）が竣工しました！

荒川漁港水産生産基盤整備工事4工区とは？

こんにちは、増山建設㈱五島支店です。

先日五島市玉之浦町荒川で行っていました、荒川漁港水産生産基盤整備工事（4工区）が竣工しましたことをお知らせします。

実はこの工事、クロマグロと深い繋がりがあるのはご存じでしょうか。

近年世界中でのマグロ漁獲量は年々減少傾向にあります。このため関係国が集まり、海域、国別に漁獲量を制限しています。日本国内でも水産庁が天然のクロマグロの漁獲規制を進めているところです。和食の代表格といえる寿司、その中でも人気のネタであるマグロ。これがメニューから無くなると考えると恐ろしいですね。

そこで、天然クロマグロの漁獲量減少に伴う供給量を確保するために、養殖クロマグロの安定的な供給が必要とされています。そしてこの荒川漁港には、世界に誇る完全養殖クロマグロ専用の種苗生産施設及びクロマグロ養殖場があるんです。

この荒川漁港での養殖クロマグロ施設の円滑な運営や施設の充実化を図るために、岸壁の築造を行うのがこの工事の目的です。

さて、前置きが長くなりましたが、この工事は数年かけ、複数の建設会社が入れ替わりで行っていく工事です。今回弊社が行った工事の概要と、特筆したい工事中の取り組みについてご紹介させていただきます。

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施工前と竣工の様子

Before

After

今回施工したのは白いコンクリート部分。前回別の会社が作っていた基盤の上に上部工の設置です。また、護岸の内側を埋立て、陸地を作りました。何年もかけて完成させるので、次回もまた工事を受注できるように尽力していきます。今回の工事において当社従業員並びに下請け協力会社含め無事故で竣工できたことも併せてご報告いたします。

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様々な地域貢献活動を行いました

台風災害後の流木・漂着物の清掃活動

この工期中、大きな台風が直撃し、荒川周辺の漁港や海岸に流木や漂着物が打ち上げられ、大量のゴミで周辺環境が悪化していました。地域住民の手助けになればと、私たちは自発的に清掃活動を行うこととし、特に漂着物の多かった荒川地区、白泊地区にて活動いたしました。

白泊地区　漂着物の状況

白泊地区　漂着物の清掃作業の様子

台風のあと、大量に打ち上げられた漂着物たち。社員の手際のいい作業で周辺地域はきれいに片付きました。

荒川地区　清掃作業の様子

荒川地区　清掃終了

集まった漂着物はまとめてユニック車で処理施設へ運びこみ、台風前の状態に戻すことができました。

荒川郷矢の口地区、荒川みなと公園の清掃活動

荒川地区は西海国立公園に指定されていることから、公園の景観を大事にしたいと思い、荒川郷矢の口地区での除草作業、荒川みなと公園の清掃活動を行いました。

荒川みなと公園の清掃活動の様子

矢の口地区での除草作業の様子

荒川みなと公園では缶ビンペットボトルの飲料ゴミが多く落ちていました。地域住民の皆様やこの地を訪れる方々が快適に過ごして頂けるよう、清掃活動を通して手助けができれば私たちも嬉しく思います。

荒川漁港での稚魚放流イベント

前回の記事でもご紹介させていただきましたが、荒川漁港にてシロギス稚魚放流会を行いました。㈱ツナドリーム五島様のご協力と、荒川郷地域住民の皆様方のご参加も頂き、当日は盛況となりました。当日の開会式では、荒川漁港水産生産基盤整備工事4工区で行ったボランティア清掃活動などの尽力した功労に対し、荒川郷郷長村上様より感謝状を頂戴いたしました。また、㈱ツナドリーム五島様と五島漁業協同組合様からも感謝状を頂戴いたしました。