土木系学科の高校生が現場の仕事を体験!3日間のインターンシップを受入れました
建設業協会長崎支部が県内工業高校の専門科を対象に毎年行う建設現場研修にて、増山建設も受入を行いました。将来のキャリア選択に繋がるよう、様々な体験を行っていただいた3日間をご紹介いたします。
目次
高校生のインターンシップを受入れました
実習1日目:仕事を知ろう!
実習2日目:現場に欠かせない機器を操縦体験しよう!
実習3日目:現場を綺麗にして、お疲れ様でした!
インターンシップ体験ありがとうございました
高校生のインターンシップを受け入れました
今回のインターンシップは、建設業協会長崎支部が平成7年度より行っているもので、県内工業高校等の土木系・建築系学科の生徒・教師を対象とした建設現場実習を実施しています。
今回受け入れを行った増山建設の現場は、長崎県北地区増殖場整備工事(平戸工区その3)。生物による食害での磯焼けによる藻場減少により影響を受けるマダイやイサキなどの生存率向上のため、保護・育成場となる海藻シェルターの製作、設置する工事です。生月大橋の下に位置するブロック製作ヤードが現場となります。
実習を受ける生徒は、土木系の高校2年生4名が来てくれました。
当初海藻シェルターの製作を実習する予定としていましたが、工事の段取りが早く進み、シェルターはすべて製作してしまっている状態でした。実習生たちには、普段の学校では学べない建設現場のリアルな作業を行って頂くことを目的に内容を変更して取り組んでいただくことになりました。
実習1日目:仕事を知ろう!
実習生と増山建設職員の初めましての1日目。まずは自己紹介からはじまり、現場の説明を行いました。
現場の説明を受けた後、外に出て作業を行います。第三者が侵入したり、製作物に触れられないよう、バリケードを設置します。工事現場では一般人が入ってきて怪我をしないように、立入禁止措置を取ることはとても大切な作業です。ワイヤーの締め方や電動工具の使い方などやり方やポイントを教えてもらいながら作業を行います。
一通り作業も終え緊張もほぐれたところで、再度現場事務所にて座学の時間です。増山建設について、建設業の仕事についてお話させていただきました。今回の実習生の中には女性もいたので、増山建設でドボジョとして活躍する女性社員も駆けつけ、女性同士で仕事の話などもできたようです。また、実習生同様に土木系の高校からインターンを経て増山建設に入社した若手社員と対談。どうして技術者の仕事を選んだのかや、会社と学校はどのように違うのかなど質問が飛び交いました。
実習2日目:現場に欠かせない機器を操作体験しよう!
2日目は建設工事で欠かせない建設機器や機械の操縦を体験していただきます。
学校でも習う測量ですが、実際の現場でやってみるとまた違ったようです。学校では平地での測量が多く、今回の斜面などいつもとは違う環境で行い、測量機器をセットするまでもが難しかったと言っていました。
最近の建設業では欠かせなくなってきたドローン。広範囲の現場の状況を把握するのに空撮は必需品となりました。実習生がもし建設業に就職した際も触れるであろうドローンの操縦を体験していただきました。
そして午後からはクレーン船第十二日の出号のクレーン操作と玉掛作業の実践学習です。
クレーン操作では、操作レバーが複数あり、吊荷の状況と合図者の指示を見ながら操作するので苦戦していました。玉掛者の合図も数パターン教えて行ってもらいましたが、実際に行うと、周囲の安全も確認しながら指示を出すので大変だったと、現場の臨場感を体感していただきました。海上の揺れを感じつつ、現場での玉掛作業の注意点など教えてもらっていました。
クレーン操作を終え、船上でミーティング。着岸しているものの、船体は海に浮いているので時折波で揺られながらの作業は学校ではなかなか体験できない作業だったと思います。
実習3日目:現場を綺麗にして、お疲れ様でした!
ついに最終日。この日、現場には漂着物が多く流れ込んでいました。海に面している現場ではよくあることですが、今日はその漂着物の撤去作業から始まります。現場環境を綺麗に整える作業も工事現場の大切な仕事です。実習生の皆さんの頑張りのかいあって、午前中のうちに綺麗に整理されました。
午後からは、増山建設の倉庫に移動して、ホイールローダー等の重機を運転していただき、日々のレポートをまとめて最終日は終了となりました。
3日間と短い期間でしたが、実習生の皆さんが何事にも熱心に取り組む姿がとても印象的でした。学校では味わえない体験を、ぜひ将来に役立てていただけたら嬉しいです。
インターンシップ体験ありがとうございました
今回建設業協会長崎支部の主催でインターンシップ受け入れを行うことができました。関係各所の方々には深く御礼申し上げるとともに、当日増山建設の現場に来た下さった4名の実習生の皆さん、至らない点もあったかと思いますが一生懸命に取り組んでいただきありがとうございました。
受入れた現場の社員は「みんな積極的に取り組んでおり、感じが良かった」や、「すべての生徒が就職希望と先を見据えており、これからの就職先の話など会話もスムーズに話せた」などと話しており、実習生の方々の取り組む姿勢や、将来の展望についても話ができて実り多いものになりました。
増山建設では平戸本社、五島支店ともにインターンシップ、会社見学など受付けております。専門科関係なく、普通学科の高校生ももちろん大歓迎です!ぜひ気になる方はお問い合わせください。