館浦地区水産生産基盤整備工事(-6m岸壁(A)(改良)2工区)で県知事表彰を受賞しました
令和2年に竣工した舘浦地区水産生産基盤整備工事(-6m岸壁(A)(改良)2工区)が長崎県優秀工事知事表彰式で県知事表彰を受賞しました。今回受賞した工事の内容をご紹介します。
目次
館浦地区水産生産基盤整備工事(-6m岸壁(A)(改良)2工区について
表彰式の様子
館浦地区水産生産基盤整備工事(-6m岸壁(A)(改良)2工区について
この工事は、大きなまき網船が安全に係留できるように岸壁を-5mから-6mに増深するという工事です。工事現場には、前年度までに完成している岸壁が隣接しており、その区間に多くのまき網船が停泊したり、現場背後にある倉庫に網や漁具などを保管してある為多くの漁師が利用したりします。その為、工事による漁業活動への影響がないよう、漁協・船会社との綿密な工程調整を行いました。また、工事現場付近にはいけすが設置されているので、環境汚染にも十分配慮しました。
工事内容は、すでに工事を終えている鋼管杭の上部にブロックを据え付ける作業を行っていきます。製作するブロックと、完成している隣の岸壁との継ぎ目を調整するため、鋼管杭、既存岸壁の位置や高さを綿密に測定し、ブロック製作を行いました。ブロック製作においては、ひび割れ防止対策として、断面が変わる部位にひび割れ低減するネットを設置するなど入念な施工を行いました。
ブロック据付前には現場模型を製作し、作業やり直しの防止、及び作業手順を確認し円滑な据付作業となるようシミュレーションを行いました。その結果、設計規格値の50%以内に収め、ひび割れの発生もなく出来ばえの良い岸壁を完成させることができました。
授賞式の様子
今回の工事は入念な準備や丁寧な施工による出来栄えが評価されたことにより県知事表彰を受賞することができました。県知事表彰の受賞は、様々な関係者の方々や作業員の皆様の深い理解とご協力を頂いたおかげで受賞することができました。この場を借りて感謝申し上げます。