女性目線で現場の安全・衛生面をチェック!女性による安全衛生パトロールを行いました。
こんにちは、増山建設㈱です。今回、女性社員による安全衛生パトロールを行いましたのでご紹介させて頂きます。
目次
女性による安全衛生パトロールとは?
今回実施した女性による安全衛生パトロールの内容
女性による安全衛生パトロールで気づいた点
女性による安全衛生パトロールを行って
女性による安全衛生パトロールとは
建設業では、現場の労働災害や事故の未然防止のために安全衛生パトロールが定期的に行われています。増山建設㈱でも、月に一度社内安全衛生パトロールを実施し、現場の危険性や有害性がないか早期発見したり、また設備や使用機械などの保安状況を確認しています。
今回は女性社員による安全パトロールを行いました。担当した女性社員は普段事務所にて勤務しているので、現場に出ることはあまりありません。そのため、普段現場にいる慣れた現場職員では見落としがちなことや、女性目線で細かなことに気付くことができます。第三者目線で細かくチェックすることで、現場の安全や職場環境の更なる改善そして意識改革に繋がることを期待しています。
今回実施した女性による安全衛生パトロールの内容
女性による安全衛生パトロール概要
実施日:令和3年 4月27日㈫
工事場所:長崎県平戸市大島村
工事現場概要:海岸災害復旧工事
女性による安全衛生パトロールの内容
現場は災害によって壊れてしまった護岸を復旧する工事を行っています。崩れて沈んでしまった消波ブロックをクレーン船で海底から吊り上げる作業を行います。その作業船の船内、船上、そして陸上にある現場事務所において、安全に配慮されているか、衛生面で清潔に保っているかなどをチェックしました。
現場はこの日もフル稼働。海底に沈む消波ブロックを潜水士さんとクレーン船で吊り上げます。吊り上げた消波ブロックを第八日の出号から第十二日の出号へ積み替えし、大島フェリー乗り場近くの資材仮置き場まで運びます。消波ブロックの大きさは、この日パトロールを行った女性従業員の身長160センチよりも大きく重量も4トンと、大変重いです。
若手従業員やベトナム人実習生も一生懸命作業に取り組んでいます。忙しく作業が進む中でのパトロールとなりました。
女性による安全衛生パトロールで気づいた点
クレーン船でのパトロール
船上にはクレーンの旋回範囲内への立ち入り禁止の注意喚起や工事用掲示物が掲載されています。
船内のトイレも掃除が行き届いており、清潔に保っていることが分かります。また、船上は海水が入ってくることもあり滑りやすくなるため、転倒防止のマットを一部敷いています。船内は土足厳禁で内履きに履き替えることを徹底するなど、安全衛生面でもしっかりと配慮が為されており、作業員の方々が気持ちよく作業を行える環境づくりができていると感じました。
現場事務所でのパトロール
現場事務所内も整理整頓されていて、コロナ対策もしっかりと行っています。
事務所内のゴミ箱には、ゴミ箱の表面に内容物を明記し一目で分別できるようにするとより良くなるとお伝えしました。
現場事務所には快適トイレが導入されています。コロナ禍でもあり手洗い励行の表示がとても良いと感じました。ただし、トイレ内の床が、作業靴についた泥で少し汚れていたので、入口に泥落としマットがあるとより綺麗に保てると思います。
現場事務所周辺の様子です。こちらは海底から吊り上げたブロック仮置き場になります。ブロックの形が綺麗なもの、割れたものと区別して置かれています。関係者以外が立ち入ることのないよう、柵で仕切り安全対策を取っています。
事務所内の衛生管理の注意点はありましたが、事務所作業や地上で安全に作業が行えるよう、十分に配慮されていることが分かる現場でした。
女性による安全衛生パトロールを行って
今回の女性安全衛生パトロールの現場は、潮の影響で時間の迫る中での作業ということもあり緊張感が漂っていました。もう少し現場の細かな箇所や観察部分の写真撮影ができると良かったですが次回への反省点とし、また参加したいと思います。現場では随所に安全対策や衛生管理等が取り組まれていて、防災や危機管理の意識の高さを伺うことができました。引き続き、高い意識をもって作業に当たって頂きたいです。今回作業でお忙しい中、現場の方々に丁寧に対応して頂きありがとうございました。